大田区選挙区 民主党公認 田中健

㈱ナムコ中村会長インタビュー
  • 私が所属する東京JC大田区委員会で大田区を代表する企業の一つであり大田区委員会の先輩でもいらっしゃる株式会社ナムコの代表取締役会長の中村雅哉氏にインタビューをしてきました。 http://www.namco.co.jp/

  • 3月3日、坂本委員長、多田副委員長とともにナムコ本社において中村先輩にナムコ50周年を迎えて、 またJCについて1時間におよぶインタビューをしてきました。 インタビューの内容は以下の通りです。 中村会長は大変多忙な中、朝早くから時間をとっていただき快く質問に答えてくれました。

  • ナムコ創立50周年を迎えての想いを中村先輩のほうからお伺いしたいのですが?
  • 1955年に有限会社中村製作所というのを大田区池上に作ったわけ。創業は3人で。 それから50年経って東証一部上場しました。お陰さまで50周年ということで感謝の集いをやりました。 そこでは、ナムコの後継者を育てて、ここでバトンタッチしましたということを壇上で述べ、社長・取締役を一人一人 紹介していきました。50年間の中で社員の力強さというか、"ナムコ魂"みたいなものが育ってきているなー。 という思いを持っています。非常に気分の良いことです。

  • 50年前、創業当初の苦労話などをお聞かせ願えればと思います。
  • 私はよく「知・好・楽」ということを言います。これは論語の中の一節なんですが、 仕事をする場合よく知っているというよりも、それを好きな人のほうがよく仕事ができて、されにいえば それを楽しむことのできる人のほうがもっと仕事ができるということなんです。「わがものと、思えば軽し、 肩の雪」という、格言というか俳句というかそういうものがあって、肩の雪もつもれば重いけれど、 それが自分のものだと思えば重く感じないということで、たとえば秋葉原に電化製品でも買いにいったとして、 自分の好きなものを買えば、配達など頼まないで自分でもって行きますよね。このときは大きさ関係ないですよね。 一刻も早くという思いのほうが強くなりますよね。というような考えのもと仕事をしてきたので、 苦労と思ったことはないですね。苦労でしょうといわれることは私にとっては楽しみでありました。 楽しい思い出ですね。横浜の百貨店の屋上で木馬を2台置いていたころ、夏には金魚すくいをやっていたことが ありましてね。金魚すくいの金魚を買い付けにバケツを持って市電に乗っていきましたけど、 かっこ悪いとかおもったことはないですね。自分で納得してやっていましたからね。 みなさんも30代ぐらいの若くして会社を運営しているんだから、そういう気持ちでやると励みになるんじゃないかな。

  • 木馬から始まり、ゲームへの進出し、さらにアミューズメントへし、現在は餃子スタジアムを展開するなど、 事業を多角化をしてきましたが、それぞれを進めていく時、どのように決断してきたんでしょうか?
  • ナムコの企業理念 ナムコの企業理念は3つ有るんです。ひとつは『人間は遊ぶ存在(ホモ・ルーデンス)である』 ということ。二つ目は『21世紀は精神性の時代、スピリチュアルの時代である』という時代認識、3番目は、 『高次の産業ほど高付加価値を生み出す産業である』ということです。産業は第1次産業、第2次産業、 第3次産業へと変化していきました。ウィリアム・ペティやコーリン・クラークが発展する資本主義国家において 1次よりも2次、2次よりも3次の方が所得が大きいと言ったなか、現在の日本では第3次産業、サービス産業が 70%を越えるほどに肥大化しているわけです。それをナムコ流にわかりやすく細かく分ける。 そうすると、サービス産業に知恵を入れることにより第4次産業は知識産業としたわけです。そしてさらに情緒を、 思いをこめる産業を第5次産業として情緒産業と位置付けた。さらには第6次産業としては、意思を、 意識を織り込む産業、意思産業と決めたわけです。例を申し上げるとすれば、スーパーマーケットのPOSシステムは売った瞬間から何を補給するのかがわかる、これは第3次産業に知恵の導入をしたのです。 われわれナムコにおいても、創業当時、屋上に木馬を設置していた時代、木馬のかわりに何かキャラクターを 使おうということで考えたのが「オバケのQ太郎」でした。「オバケのQ太郎」にはストーリーがあり、 しょうちゃんはQ太郎にまたがって空を飛んでいくのです。つまり、子供たちは、Q太郎に乗ることでしょうちゃんに なった気持ちが味わえる。言うならば、知恵によりキャラクターを使おう、子供たちに情緒を伝えようということで 第4次・5次的な発展をしてきたのです。

  • フードテーマパークについて
  • 私は、映画も文化だし、ゲームも文化であると、食もまた文化だと思っています。そうして食の歴史を たどっていったときに、私たちの年代は子供の頃食べ物が無くて、終戦直後は一杯の雑炊を食べるために 何時間も並んだ経験がありました。ひもじい・空腹だというのが苦痛だと体験してきています。それから日本は 豊かになってきて、ひもじかった時代から飽食というきらいまで食生活が変わってきた。 しかしここに来て人間とは えらいものだと思うのは、飽食で満足しているかというと、そうでは無いのです。生きていくうえで楽しく過ごすという ところから、空腹はおいしくものを味わえる環境だととらえると、空腹は必ずしも苦痛ではなく、むしろ可能性を秘めた 「楽しさ」にまでなってきたわけです。「これからビールを飲む」と考えると、おいしくお酒を味わうためにあまり 食べないでおくなんていうのも、例の1つになりますかね。そして、その先に人は食べることに「こだわり」が出て きました。おいしいラーメンがあるといえば、飛行機で九州に行っても食べるという域まできているのです。 ここで、われわれの産業構造をあてはめると、まさしく意識の産業に入ってきたのだと思います。 ナムコの経営理念に沿った方向、それから時代が変わるなかでどう対応するか、われわれは対応方法を 変えてきたのです。パラダイムシフト、時代の変化にどう対応できるか、これが生き残るための条件なのです。

    パラダイムシフトに対し、どう対応するか?というのが大切であります。 この世で生き残る生物とは、 強い生物でもなく、賢い生物でもなく、変化に対応できる生物のみが生き残る、という説があるように、 人間も同じなのです。そういう流れの中で、こだわりの食を文化という形に発展させるためにどうするか 考案したとき、「フードエンターテインメント」食べ物を通しておもてなしをするということに行き着いたのです。 ナムコはアミューズメントカンパニーではなくエンターテインメントカンパニー、つまりおもてなしをする会社です。 食べ物をエンターテインメント、つまりおもてなしする場として提案したのが「フードテーマパーク」でした。 現在フードテーマパークは16ヵ所ありますが、すべてそれは成功しています。これは、単においしい・有名な お店ばかりを集めたからではありません。そこにはナムコの哲学があるのです。

  • 社会貢献活動への取り組みや考え方・地域とのかかわりについて。
  • 企業が経営していく上ではまず1つは、株主や従業員に対する責任、社会に対する貢献が大事だと 思っています。 また、最近では社会福祉の関係も行っています。デイサービスセンターを横浜に作りました。 これまで培ってきたアミューズメントを介護の場にも生かせたらと思っています。 また地域という意味で はわんぱく相撲なんてのは本当に地域のためじゃないかな。そういうことに協賛させてもらっています。

  • 中村先輩にとってJCとは?活動の思い出
  • 今あるのはJCのおかげと思うくらい大変に有意義だったし感謝しています。私は当時30代で、社長という業務を 手がけお取引先との付き合いというものはあるけれども、同年代の人たちがどういうことを考えているのか、 に興味がありました。経営について、価値観について、社会について、人生について。それを知りたいために 扉を開けるべく私は自分で当時の事務局に申し込みにいったんですね。そうしましたらなだ万の楠本さんと、 銀座の中華料理の林さんを紹介してもらい入会したんです。リーダーシップトレーニング、経済活動委員会での 活動が大変いい経験になりました。交友の輪を広げ、経験と、私自身の勉強というのをさせていただいたし、また、 頑張っている同世代を見て自分への励みにしたりと、非常に役立たせる環境を与えてくれました。 またJCのバッチがいい。JCの後、ロータリーに入ったけれどやっぱりJCのバッチのほうが好きなんです。

  • JC活動で得たもの
  • 経営活動以外、会社とは違ったところでの仕事をしたというのは、楽しかったという思い出の中で、 やはり友達ですかね。ひとつのことを成し遂げた仲間。いまでも友人50人を挙げたら半数以上はJCの メンバーじゃないかな。

  • 現役のJCメンバーに期待すること
  • 先ほど話をさせていただいたように、絶えず時代の変化に対応することを心がけていただきたい。 あとは自己実現、それを目指してほしい。 私は、徹底的な個人主義でこれまでやってきました。 利己主義とは違って、人のために何かするというよりも、自分がもっと偉くなって役に立つということが、 いってみれば社会のためになり人のためになるという割り切った思いでいます。そのためにどう自分を研鑚すれば いいのか、絶えず前向きに進めてきました。 結果的に今地域のため、人のために仕事をさせてもらっていますが、やっぱりまず自分のことを高める、徹底的に仕事をすることが必要なのではないですかね。

    * 後輩にひとこと 誰が見ても、あの中に入ると自分自身の勉強になり非常にすばらしいと認識するように常に 情報を発信してほしい。私が当時JCへの扉をたたいたときのように、動機付けになったようにね、もちろん私も 紹介しますけど、周りから入りたいと思わせるように努力しなきゃ。JCを魅力的な団体であるということを伝え て欲しいね。

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